私の英語勉強法

このコーナーでは普段の私個人の勉強法についてまとめたいと思います。
英検1級挑戦前から、いまも続けている内容です。
最近は、なかなか時間がとれず、英語力の現状維持も難しいと感じています。
ここに書いている内容だけでも続けたいと思っています。
英検とは少し離れますが、ご参考になればと思います。



1)月刊雑誌の購読

雑誌名:ENGLISH EXPRESS
出版社:朝日出版社
値段 :雑誌 800円、CD 1800円
発売日:毎月6日前後
内容 :CNNニュースをベースとする英語学習総合雑誌。
     英語学習(文法、リスニングなど)の特集、インタビユー有り。
     英語ニュースには英文原稿と日本語訳有り。単語も整理されている。
     ニュースの内容は時事問題からダイエット、日本の文化まで様々。
     毎月、タイムリーな内容で飽きないで続けられます。

私の利用法

雑誌とCDを両方買っています。
雑誌には英文、日本語役、すべて掲載されています。
CDを聞いていて聞き取れない部分はあとですべて確認できます。
ここが、英語ニュースや映画を見るのとは違うところです。
さらに、単語も整理されているのでいちいち辞書をひく必要がありません。
私はものぐさなので、たいへん重宝しております。
さて、この教材の私なりの利用法を説明します。
大きく二つにわけられると思います。
この作業をだいたい8年ぐらいやってきました。

1)リスニング

一ヶ月を前半20日と後半10日にわけます。
前半20日はひたすらCDを聞きつづけます。
通勤時間が1時間30分以上あるので、その時間CDをとにかく聞きます。
たまに眠ったり、聞かなかったり、別の雑誌を読んだりしちゃいますが。
CDにはresumeという機能があって、前回停止した所からまた聞けます。
聞いているとわからない所、知りたい所、あやふやな所がでてきます。
これらの点を踏まえながら、後半10日は雑誌を見ながらCDを聞きます。
内容や不明点はここですっきり解消されます。
CDの長さはだいたい1時間ぐらいなので、月に20回ぐらいは聞いているはずです。
はっきりいって、最初は内容がほとんどわかりません。
この教材のレベルはそういう意味で私のレベルにあっていると思います。
しかし、さすがに5、6回目ぐらいから少しずつわかってきます。
でも、完璧に内容理解というわけにはいきません。
後半10日の確認作業はとても役に立ちますし、そこでイライラが全て解消されます。

2)熟読

1)のリスニング勉強と平行しておこないます。
よって、実は、聞き取れない部分も熟読すればわかってしまいます。
平日は時間がないので、休日に喫茶店などでこそこそやってます。(暗いかも)
家では誘惑(ふとん)があって、私は勉強できないようです。
この雑誌を頭から読んでいきます。
このとき使用しているのは赤青の色鉛筆です。
読むときに雑誌に印をつけていきます。
印をつけるルールはこうです。

赤線    :難しい単語。知っていても知らなくてもいいです。
赤丸(囲む):難しい単語のなかで、特に重要と思われるもの。自己判断。
青線    :熟語一般。
青丸(囲む):接続詞、仮定法のIf、など。(No matter how、など)



印をつける行為が記憶に留めるきっかけになるようです。
この印はリスニング後半のチェックでとても目に付きます。
ここで、チェックの補強をすることができます。
本雑誌の分量ですが、かなりあります。
全てを熟読するつもりで毎月買っているのですが、なかなか全て読みきれません。
それでも、次の月にまた購入してゼロから初めています。
そうでもしないと、いつまで読みきれるかわからないので、だらだらしてしまうからです。
で、いつの間にかやめちゃうなんてことにならないためです。
毎月お金をだす行為が、私には続ける秘訣のように思われます。はい。


2)英語ニュース

番組:NEWS WATCH(http://www.nhk.or.jp/daily/) (NHKBS7)  月〜金 24:20〜24:35(変動有)
    JAPAN THIS WEEK                (NHKBS7)   土   24:00〜24:30(変動有)
内容:日本の毎日、毎週のニュースを英語で報道(紹介)。
    この番組は国際線の飛行機内で放映されています。



私の利用法

英語の勉強というよりも、ただのニュース番組として楽しんでいます。
英語のため、勉強のためと力んでみても続かないだけです。
日本語の新聞を読む、日本語のニュースを見るのと同じレベルでこの番組を視聴しています。
つまり、生活習慣になっています。
7年くらい続けています。
でも、ニュースばかりみていると硬い英語、普段口語ではつかわない言い回しなどが身に付いてしまいます。
英検ならまだいいかもしれませんが、自然な会話、自然な英語とはほど遠いものが自然と備わってしまいます。
私自身、この辺りが苦手とするところです。
映画やドラマをみて、もっと自然な表現を身に付けたいと思っています。

さて、本題に戻りますが、この番組は毎日深夜放映されています。
会社から疲れて帰ってきて、かかさず見れるものではありません。
ビデオに撮りだめしています。
で、週末、朝起きたら約1時間程度みるようにしています。
最近おこったニュースの内容は新聞やTVなどで既に知っていますから理解しやすいです。
会社が忙しく、世の中で何がおこっているかわからないときなどは、この番組で知ることにもなります。
そういう意味で、単なる情報源ともいえます。
4日分のニュースを一気にみています。

時事単語に強くなります。
倒産、景気回復、といった単語は毎日でてくるため、いやでも覚えてしまいます。
これらの単語さえ覚えれば、英字新聞も身近になります。
また、たまに聞いたことのない単語がでてくる場合があります。
気が向いたら、英字新聞を買って内容を掘り下げて調べたり、英検の試験前にはやっていました。

NHKのニュース英語はとかく批判されることが多いと思いますが、とくに、私は気になったことはありません。
なじみのある日本のニュースをタイムリーに英語で聞けるというのは、とても役にたつと思います。


3)英会話学校への通学

学校   :駅前留学NOVA(http://www.nova.ne.jp/)
レベル  : 3 (このレベルまで8年かかりました。)
通学頻度:レッスン4回/月、ボイス2回/月

私の利用法
 私は他の英会話スクールへ行ったことがありません。ですから、他のスクールとの比較はできません。ただ、個人的にはNOVAはとても気に入っています。途中、通わなかった時期もありましたが、結局、2回更新をおこない計8年間席をおいてきました。続けられた理由は自由予約制にあります。自分の都合にあわせて通学できるのは社会人にとってとても助かります。仕事が忙しく土日も出勤しなければならない状況で英会話学校などいける余裕などないものです。(休みは家でじっくり休息。)また、時間に余裕ができたら集中して通うこともできます。また、土日にやっているところも強みでしょうか。私の場合平日夜が遅いため、学校に通えるわけがありません。土日しか通うことができません。そのため、おのずと選択の幅が限られてきてしまいます。

 講師についてですが、NOVAではアメリカに限らずいろいろな英語圏の国からの先生がいます。オーストラリア、ニュージーランド、イングランド、カナダなどです。そんな先生方と触れ合うなかで少しずつですが、国際感覚というのは大げさですが、自然と視野が広がると思います。
1)レッスン

 通学をはじめた時のレベルは7Bでした。(レベルについてはこちらのホームページを参照してください。http://www.nova-ici.co.jp/ekimae/level.html)英語の試験などについては少し自信があったのですが、この判定には少しショックを受けました。しかし、今考えれば当然だったと思います。この学校は英会話の学校であり、英語総合能力の学校ではないからです。語学(英語など)は、話す、聞く、読む、書くの4つの能力に分類できますが、この学校では話す(会話)のが目的の学校だからです。私は実践経験がほとんどなかったので、無理もなかったと思います。

 クラス構成は生徒3人とネイティブ講師1名。授業時間は45分です。詳細内容はここでは省略しますが、英会話初心者にとって、とても習いやすい環境だと思います。私もそうでしたが、まず英語を話す状況に慣れるのがとても大切だからです。日本人(私だけ?)はどうしても英語を話そうとすると緊張してしまうようです。緊張しながら、不慣れな英語など話せるわけがありません。まず、落ち着けること。これが大切です。NOVAの先生たちはとても親切でこちらの話に真剣に耳を傾けてくれます。こちらはあわてる必要がありません。最初はこの安心できる環境がとても大切です。

 また、そこで知り合う生徒同士との話も楽しいものです。普段は会う機会もない異業種の人と英語という共通のテーマがあるおかげで、話をすることができます。ひとりで勉強するのと違い励みにもなり、刺激にもなります。勉強法などについて、情報の交換もできます。

 ある程度なれてくると、45分の授業では少しもの足りなくなってくるようです。長く通っている人は口をそろえて同じことをいっています。私も、現在はレッスンだけではこれ以上の上達は望めないと感じています。実践が必要と思っています。そのため、それほどレッスンには通わず(4回/月、つまり月に2日ほど2レッスンを受ける程度))に、VOICEに参加するようになりました。

 少ないレッスンのなかで、私が気をつけていることはできるだけ間違いを指摘してもらうということです。いまだ、会話のなかでたくさんの間違いをおかし、不自然な硬い言い回しを繰り返したりと、恥ずかしい思いをたくさんしています。そんな間違いを指摘してくれるのは、この学校以外にはありません。小さな間違いでも必ず指摘してくれるように頼んでいます。英語はどのくらい恥をかいてきたかだと思います。どんどん間違いをし、どんどん恥をかけば、それだけ実践力がついていくものだと思っています。恥をかくためにお金を払って、レッスンをうけているようなものです。
2)VOICE

 NOVAにはレッスンの他にVOICEというシステムがあります。VOICEはレッスンで習った英語の実践の場です。いわゆる、英語で雑談する所です。基本的に、1チケット(2000円)で2時から9時までの間(学校によって違います)何時間でも自由に参加することができます。参加日は入退出は何回でも自由です。

 時間はレッスンと同様に45分毎に区切られていて、間に10分間の休憩が入ります。そして時間毎に先生が変わります。だいたい先生1人に対して、生徒3〜5人程度です。日によっては、7人以上の場合もあり、または、一人だったりもします。生徒のレベルは自由参加制なので、特に決まっていません。ただし、レベル7の人用にクラブ7という特別VOICEが週1回あります。そこでは、ゲームなどをするそうです。また、トピックVOICEというのがあり、特定の話題についてのVOICEも月1回程度あります。このときは、先生がその話題について準備してきてくれます。ハロウィン、クリスマス、などの話題です。

 一般的なVOICEでの話題ですが、特に決まっていません。先生がトピックを持ってくる場合があったり、自然発生的にトピックが決まったりと様々です。VOICEのはじめに先生が「何か話したい話題がありますか?」と聞いてくる場合もあります。トピックとしては、先生の出身国の話、最近あった事件、事故、生徒の仕事、会社のこと、NOVAのこと、などなんでも有りです。

 VOICEには英語を学ぼうという共通の目的を持った、いろいろな人が集います。レッスンのレベルを超えた英語の経験が可能です。レベルの高い人の英語から学べますし、話題の多い人から話す内容を学べます。また、いろいろな人と英語を通じて話すことができます。いい刺激になります。

 レッスンではとかく英文法などにこだわり型にはまった英語を学びます。VOICEでは、生きた英会話、英語を使ったコミュニュケーションを学べます。また、レベルがあがるほど、45分のレッスンは短すぎると思えてきますので、何時間でもいられ自由に話せるVOICEはとても良いシステムなのです。私はそんなVOICEをできるだけうまく利用できないかと思っています。

 VOICEへ参加するときに気をつけていることは、何か話す話題を見つけておくことです。例えば、参加する前に新聞を読んでおく、或いは、こんな映画を見るたとか見たいとか、何か、話したいことをひとつでも用意しておくことです。会話のきっかけになります。英検でのスピーチの訓練はとても役に立ちました。いろいろなトピックについて、即興でスピーチをする1級の2次試験において話す内容は多岐にわたりますので、VOICEでの話題にはだいたいついていくことができるようになりました。

 最近感じることですが、あるレベルに達するとVOICEに参加するだけでは英語の上達には結びつかないようです。積極的にVOICEに参加する姿勢がなによりも必要になってきます。私は私なりに、使える言い回しや単語をVOICEを利用して増やせないかといつも考えています。そのためには、しっかり話したい内容をもつこと、日ごろから良い例文などを見つけたら、こまめにノートにメモをすること、そして、そのメモを自分のものにするまで、何度も暗唱することだと思います。英語の道はやはり長くて険しく辛いものです。そうやって、100の例文を暗記しても、とっさにでてくるのは一つか二つの例文だと思うと泣けてきます。でも、そうでもしなければ、英語は流暢に話せるようにはならないものだとと個人的には感じています。(勝手に思っています。)例文の暗記をそのまま口から出すというのではなく、暗記を通して、言いたいことを伝える表現法を広げるということです。

 そんなわけで、VOICEはこちらの参加の仕方で、いろいろに利用できるとても良いシステムです。これからもどんどん参加したいと思います。

2000.05.28.更新
2000.07.22.更新
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