バリ旅行記(2009.05.02.〜2009.05.06.)

「今瀬絶賛!!」
入社当時、良く遊んでいた友人がいました。彼は旅行好きで有名でした。会うたびに、海外旅行、どこが一番良かったか、彼に何度も聞いたものです。必ず、彼はこう答えました。「バリ!」私は英会話の勉強を始めた頃でもあり、その頃は、「バリねぇ、アメリカの方が楽しそうだが。」とあまり気に留めてはいませんでした。おっさんも旅行好き。彼に同じ質問を何度もしています。やはり彼はこう答えていました。「バリ!!」。もう10年以上、私もおっさんも彼に会っていません。しかし、彼のこの言葉だけは、しっかり頭に残っていました。今回の旅行のキーワード、それは「今瀬絶賛!!」でした。きれいな景色を見た時、バリ美人を見た時、あらゆる場面で、この「今瀬絶賛!!」という、もう19年も前の記憶を思い出し、これの事だろうか?と、おっさんとふたりで、考えてみました。悲しいかな、実は、もう19年も前の記憶であるだけに、私もおっさんも、「今瀬絶賛!!の意味」をまったく覚えておりません。一体全体、何を彼が絶賛していたのか、皆目検討がつかなくなっているのです。ただひとつ、覚えている事、それは、当時、彼が絶賛していた事だけなのです。しかし、この言葉が私とおっさんから離れず、ずーっと、気になっていたのです。まさか、今回の旅行で、それを直接、確認する事になるとは、19年前は思ってもいませんでした。

今年の旅行の準備は遅くなりました。いつもは2月初旬に「おっさんスキー企画」に参加し、少し話しをしてから初めています。今年は私が出張が多かったため、そのスキーが3月1日と遅かったためです。ようやく旅行会社に行ったのが、3月も中旬です。案の定、予約で一杯でした。キャンセル待ち状態。また、おっさんの休みも厳しい。カレンダー通りです。5/2〜5/6が休み。出遅れた上に、一番、空港の出入りが激しい希望日程。絶望的でした。何度か、旅行会社を訪れているうちに、偶然、チャーター便の臨時旅行パックがあるという事がわかりました。それが、今回のバリ旅行だったのです。値段も格安179000円。この時期には珍しい低価格。昨年の旅行のポイントも使えて、さらに10000円引きです。嬉しい、というか、旅行に行けて、ラッキーでした。

(2009.6.10.記)



1日目。集合9:00.第二旅客ターミナル。豚インフルエンザの影響でマスクをしている人が目立ちました。飛行機はキャセィパシフィック航空。11:00成田→14:50香港、18:40香港→23:20デンパサール。香港での待ち時間が少し長かったですが、まぁ気になりません。のんびり控え室で旅の計画を練っていました。デンパサール空港では、全身と所持品の全てを消毒です。香港で感染者が1名確認されていたため、厳しい処置だったのかもしれません。
2日目。バリ島達人ツアー参加。
【バロンダンス観賞】おっさん爆睡。こういうのは苦手らしい。念のため、バリ美人と写真撮影。【銀細工、木彫りの村】私も興味なし。お土産買えのプレッシャー。来たばかりなのに、やめて欲しかった。早々に退散。【ゴアガジャ象の洞窟】ようやく旅行らしく遺跡観光。11世紀頃つくられた寺院遺跡。大きな洞窟の中には修行の場がありました。ちょっとした泉、沐浴場もありました。
【キンタマーニ高原】小学生低学年が喜びそうな名前の高原。バトゥール山とバトゥール湖が一望できる場所にて昼食。すごい数の蝿がいました。インドネシア料理を堪能。【ライステラス】バリといえばここでしょう。パンフレットに出てくる有名な景色。小さな丘に段々畑が一面に。圧倒されます。米は三期作。機械を導入できない(地形的、経済的)ため、全て手作業です。現地の農民の方から小道具をお借りして写真をとりました。
【ケチャックダンス観賞】おっさん、またもや爆睡。しかし、いたしかた無いかも。ケチャ、ケチャの大合唱。演者はみんなオヤジ。色気ゼロ。私は小学校の時にこのダンスを聞いたのを今でも覚えています。伝統芸能です。最後にトランス状態で突然火に飛び込んだのはサプライズです。【レゴンダンス観賞】夕食。女性ダンサーによる美しい舞踊。目を時折ギョロっと動かす表情が忘れられません。厳しい練習をしているはずです。
3日目。レンボンガン島アドベンチャー。
人口約7000人の小さな島。高速船で移動。朝、天気が悪く、風も強かった。嫌な予感がしました。オーストラリアケアンズの悪夢が再来か。港につくなり、酔い止めの薬を飲む。予感的中。船出向から10分、大揺れ開始。船内あちこちで嘔吐も開始。ものすごい揺れ方です。薬を飲んだおかげで私は大丈夫でした。こういうツアーには参加しない方が無難です。とにかくたいへんでした。
ようやく島へ到着。快晴!しっかり日焼け止めを塗りました。まずはシュノーケリング。機材を借りて潜ろうしたところ、問題発生!レンタルした水中メガネが海底に沈みました。どうしよう?弁償?ガイドさんに相談したところ、服を脱いで、海へダイビング!数m下に沈んだ水中メガネを拾ってきてくれました。さすが、海の男です。おじさんがとてもかっこよく見えました。ありがとう!車で島巡りもしました。きれいな海でしたよぉ。
今回持ち込んだ秘密兵器、それは水中デジタルカメラ。おっさんが購入しました。3mまで潜れます。これまで撮れなかった写真を取る事ができます。いかがでしょうか。水中はもちろん、バナナボートでの様子など、しっかり記録に残せます。今度は水中でとれるビデオカメラを買いたいと思います。最近は安く買えますからねぇ。

帰りの海は、朝よりは静か。無事、ホテルに帰れました。
【JEGOG観賞】
巨大竹筒打楽器演奏。HIS期間限定特別企画。パンフレットには音の格闘技と紹介されています。大迫力。観客参加型です。演奏中に竹楽器の下に入る事もできます。また、演奏もさせてもらえます。楽団は日本で演奏旅行をした経歴があると、演者の人と偶然会話をした時に話してくれました。おっさんも感動。これまでのダンスでは爆睡でしたが、これは神妙に聞き入っていました。
4日目。トラガワジャ川ラフティング。
空港で見つけた現地のパンフでツアーを申し込む。HISの半額の値段(HISは儲けすぎか?)。約16kmをゴムボートで進みます。今回の旅行のハイライト。周りは壮大なジャングル、大自然を満喫しました。この自然を大切にしなきゃならんと、本当に思いましたよ。おっさんも大満足。せっかく買った水中デジカメを持って行かなかったのは悔やまれる。
途中で問題発生。数mの段差を突然落下。私は少々頭を打ちましたが無事でした。後ろのボートで女の子がヒザを怪我した模様。泣き叫ぶ女の子。全て英語です。映画みたいです。お母さんも心配そう。取り急ぎ、ゴールまで安静に運ぶ事になりました。それにしても、あまりに激しい落差。本当に危険です。海外だと、安全がおろそかなイベントが結構あるんですよね。気をつけましょう。
ラフティングからホテルへもどり、ホテルのプライベートビーチへ。ホテルはバリハイアット、老舗のホテルです。かなり大きいです。いざビーチへ。海中には海草がたくさん。熱帯魚がたくさんいる雰囲気ではありませんでした。みなさんここで海水浴というよりも、日光浴を楽しむようです。小さな蟹が浮遊していて、体にくっついてきて、痛かったです。その後、ホテルのプールも制覇。夕食がてら、街へくりだし、おっさんが彼女向けのお土産(水着)を買っていました。さすがです。
5日目。帰りです。
結局、現地での自由時間は3日。たっぷり遊びました。無駄時間は全くありませんでした。良い写真もたくさん取れました。帰りは、機中泊。夜の12時頃に空港を出発。早朝に香港到着。ずっと寝てました。おっさんは「ハンサムスーツ」なる邦画を見ていました。香港での待ち時間も寝て、成田到着は午後2時頃。無事帰国できました。短かったですが、充実した旅行でしたよ。


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2009.06.14.更新
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